東京に桜の季節が到来しました。昨日は上野でお花見をしてきました。
ここ数年ですが私が住む日本橋地区では桜関連のイベントが開催されています。
2014年からこの時期に行われている「日本橋桜フェスティバル」です。
桜もいいのですが私が興味をひかれるのですから当然、、、ピンズ絡みです。
去年は日本橋三越で東日本大震災の復興チャリティも兼ねて販売されていました。
今年はいわば食べ歩きスタンプラリー形式で複数種類のピンズを先着配布、、、
それが「日本橋桜メニューウォーク」というフェスティバルの目玉企画なのです。
これは参加せざるを得ない…とはいえ平日が初日なので少々出遅れスタートです。
大体の方は巡回バスと徒歩がメインですが私は地元ゆえ自転車での参戦です。
とりあえず人形町駅エリアからの開始というのは当然のことでしょう(笑)。「千鳥屋総本家 人形町店」です。千鳥屋の創業は寛永七年(1630年)という老舗です。長崎に伝来した南蛮菓子の製法を学んだ店主が江戸で開業しました。
銘菓「千鳥饅頭」で有名ですが、今回の桜メニューは「染井もち」です。柔らかいお餅に餡がはさんであります。小豆と味噌餡の2種セットですが、特に味噌餡は久しぶりでモッチモチの皮とペースト状の餡のコントラストも面白く美味しく頂きました。桜のピンズは杏色に近いですね。まずは一片。
次に三越駅前周辺エリアです。このエリアは日本橋案内所があり対象店舗も46店舗と最も多く、このイベントの中心地とも言えます。対象店舗が多いと手に入りやすいと思いきやその逆です。
店舗数の割には地域が狭く密集しており、人通りも多いためピンズの減り方が最も早いのです。しかも先着1000個ということは一店舗当たりの割り当て数は20個強と非常に少なく激戦です。コレド室町内の「日本橋 玉ゐ」の「隠れ穴子と桜の一口押寿司」を頂きました。穴子と桜の風味が口の中で混然一体となる体験は初めてでしたが素敵でした。桜のピンズは淡いピンクです。本来の桜色かな。そして二片。
次は新日本橋駅エリアです。このエリアは4店しか対象店舗がないのですが、その中でチョイスしたのが「室町 砂場」です。創業明治二年(1869年)と100年越えの老舗です。お店の雰囲気というか風格は流石の一言です。さて、対象の桜メニューは「桜切りそば」。
江戸の蕎麦といえばこの切りそばと相場が決まっていますが桜とはこれいかに、、、そばを持ち上げると蒸籠の上に桜の葉が敷いてあります。そばにちょいと汁を付けて口に運ぶと「お口の中が桜満開や~」と食レポしたくなるようなお味です。桜のピンズは濃い桜色で河津桜に近いですね。まだまだ三片。
次は京橋駅~東京駅~日本橋駅エリアです。こちらは対象店舗が三越エリアの次に多いので1店あたりのピンズが少なく中央通り沿いは配布終了のお店が続出。そこは地元の土地勘と自転車の機動力を生かして残っていそうな場所を狙うことに…
「純喫茶 和」で「桜茶(菓子付)」を頂きました。この平成の世では希少な昭和の香り満タンの喫茶店です。塩漬けの桜にお湯を注いだ桜茶と薯蕷饅頭という組み合わせです。お饅頭は黒糖風味の餡とそれを包むふわもちっとした薯蕷皮のコントラストがたまりません。しょっぱい桜茶との相性も抜群です。お饅頭は近所の和菓子屋「ときわ木」製とのことで、すぐにリピしたことは言うまでもありません。桜のピンズはブラッドオレンジ色、かな。やっと四片。
最後に小伝馬町駅エリアです。このエリアは対象が5店舗と新日本橋駅エリアに次ぐ少なさです。この企画では数少ない食べ物ではない品を選択しました。「風呂敷専門店 唐草屋」の「綿チーフ サクラ」です。色や質感が素晴らしく、額装して部屋に飾ってもインテリアとして春を部屋に運んできてくれます。
ただ、私には勿体ないので相応しい方に差し上げることにしました。桜のピンズは最も濃いピンクで寒緋桜に近いですかね。ついに五片。満開です!
GET順に左から並べてみました。地元でしたが道中新たな発見も幾つかあり楽しい企画でした。地区による店舗数とそれに伴うピンズの店舗当たり数量のバラツキは今後の課題かな…
地区によって1店舗当たりの数量割り当てに10倍以上の開きがあるのですからね。
これから参加の方は事前に在庫の有無をお店に確認された方がよいと思います。
まぁCPに拘らなければまだ手に入るとは思いますが、懐事情は人それぞれで…
とにかく来年以降もピンズ使ったイベントが継続されることを切に願っています。
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