デパート

2018年5月 4日 (金)

ピンズと観察眼

ピンズを集めるにおいて観察することが非常に大切になります。

デザインや大きさ、色や厚みや裏の仕様など僅かな違いが運命の分かれ目です。

時には最近多くなってきたニセモノ対策という点でも観察眼がものをいいます。

仕事でこの観察眼が生きた事例と言うのが最近ありました。

上司とある取引先に行った時のことです。まだアポイントまで時間があります。

待合室で先に椅子に掛けている方が3人いました。顔は見たことがありません。

上司が小声で「正面に座っているのはどこの人か知っている?」と尋ねてきました。

私は「面識はありませんが〇〇〇の方です。」と即答。上司は少し不思議そうです。

少し間を置き上司から声をかけ挨拶すると果たしてその会社の方でした。

私も含めて名刺交換をし、客先面談の前に貴重な情報交換をすることも出来ました。

面談後に上司が何故面識無くその会社の方だと分かったのかと聞いてきました。

それはもちろん襟元の徽章。1cm角未満の大きさでしたが即座にそれと判りました。

上司に説明すると「そうだったのか」と妙に感心されましたが私にとっては普通です。

日頃から数多くのピンズに囲まれ、街行く人々の襟元に常に目を運んでいるのです。

まぁ、ピンに対する観察眼が生かされる機会というのは仕事では滅多にありません。

ピンズ以外にその観察眼が発揮されているか…コメントは差し控えておきましょう。

大丸松坂屋 ピンクリボン さくらパンダ ver.2018
Pins_sakurapanda_pinkribbon_2018今日上野の松坂屋に行きました。パルコヤと繋がっている松坂屋のデパ地下に用事がありました。帰りに1Fの受付の前を通るとおなじみのピンクリボンさくらパンダのPOPが。そのデザインのピンズは既に持っているものですが、受付のお嬢様の襟元には…

すぐにニューバージョンのピンズを着用しているのだと気付きました。

「そのさくらパンダは新しいデザインですよね?」「はい、5月からのデザインです」

ということで思いもかけずNew Pinsをタイミング良く手に入れることができたのです。

ピンズ以外でこれが生かせなくても、、、とりあえず良しとしましょう!

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2015年11月23日 (月)

ピンズブログの10周年

本日は当ブログ開設10周年にあたる日です。

十年一昔と言いますが、確かに結構長かった気がします。

2005年当時はブログがまだ新しい情報発信文化でしたね。

真鍋かをりさんのブログも2004年からココログで開始でしたね。懐かしいです。

当時、愛・地球博でのピンブームもあり、ピン文化の新しい波を感じていました。

何年続けるかは分かりませんでしたが、10年やそこらはすぐと思っていました。

今では更新時期もかなりまばらになっていますが、続けて良かったと思います。

色々な方々に見て頂いて、これを見てピントレに来られた方も結構います。

もう数えていませんが、結構なピン数をアップしてきましたね。

ささやかながらピン文化に貢献できたかな、と少し自己満足に浸っています。

LACHIC(ラシック) 10周年記念
Pins_lachic_10th_anniv当ブログと同じ2005年に名古屋市中区栄で開店したラシック。LACHICは複合商業施設の中で名古屋三越が運営するテナント部の呼称です。毎年面白い周年記念のピンズを出すことでも有名です。これは具志堅用高さんの口癖「ちょっちゅね~」を10周年にかけています。

最近は天然ボケの面白いおじさんイメージですが、私にとっては英雄です。

彼のボクシング中継は「具志堅がどう勝つかを見守る」という感じでした。

13度の世界王座防衛を成し遂げた彼は日本にとって最大の誇りの一つでした。

その彼のピンズを手にするということは、感慨深いものがあります。

これからも彼の活躍とラシックピンの継続に期待して止みません。

私の方の十周年ピンは、、、多分作りますがまだ全然手をつけていません。

こんな調子ですがこれからもボチボチやっていきますので宜しくお願いします。

(ラシック7周年お持ちで譲ってやってもよいという方、是非ご連絡下さ~い)

それと、11/28(土) 東京ピントレ も宜しくお願いします。お待ちしてます!

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2014年12月25日 (木)

気品漂うピンズ

ピンズというものは色々なデザインがあり、それぞれ趣が違います。

楽しいもの、可愛いもの、格好いいもの、ちょっとお堅いものまで様々です。

そのピンズの役割、目的によってそれらデザインが変わってくるので当然ですね。

今日はクリスマスということもあり、それにちなんだピンズをご紹介します。

JR NAGOYA Takashimaya "Baby and Kids Happy Club Christmas campaign 2014"
Jr_nagoya_takashimaya_baby_kidshappこれはジェイアール名古屋タカシマヤのカード会員でベビー&キッズハッピークラブに今年のクリスマスキャンペーンの時期に入会した人限定でもらえるピンズです。昨日手に入りましたが、ネットで調べても「粗品」としか書いてないので知る人ぞ知るピンズです。

Jr_nagoya_takashimaya薄いパープルのツリーを背景に翼の生えた列車が飛んでいます。文字は"Christmas"だけで他には何もないシンプルなデザインです。デザインもシンプルかつ洗練されていて裏もタイタックの気品漂う逸ピンです。店舗のホームページを開いてみるとピンズのモデルになったであろう黄金の列車が画面を横切っていきます。流石ジェイアールの名前を冠している高島屋だけのことはあります。

まさに聖なる日に相応しいピンズを前に、、、メリークリスマス!

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2014年11月18日 (火)

チャリティーのピンズ

以前にも書きましたが11月はピンクリボンなどピンズの多い季節です。

しかも11月を半ばを過ぎると世間はもうクリスマスの雰囲気を醸し出してきます。

何か毎年早くなってくる気がします。この分だと9月にサンタが来る日も、、、

それはともかく、クリスマスもピンズが多くリリースされるイベントですね。

特にチャリティーピンは種類も多く、長年継続されているものも多いですね。

なかなか社会活動というのはできないものですが、ピンコレクターでよかった!

今年はメジャーで集めているが取り上げていないピンズを書こうと思っていました。

しかし、どうやら先を越されてしまったようです!それなら私はこれでいきます。

Hankyu Department Store "Les Catastrophes de Gaspard et Lisa" 2014 Christmas charity for Staff
Pins_hankyu_gaspard_et_lisa2014_chrこれはネコピンさんが取り上げている阪急百貨店のリサとガスパールのクリスマスチャリティーピンと同じデザインですが、プリント仕様でシンプルなものです。裏も販売ピンはバタフライですが、これはブローチタイプの留具になっています。これは販売スタッフさん用のピンズで、毎年この様な仕様で製作されています。今年のデザインはかなり私の好みですね!

昔はマリオンの阪急にリサガスショップが入っていましたが、今はありません。

チャリティーなんだからピンズの販売だけでも東京での販売を再開して欲しいなぁ~

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2014年11月11日 (火)

ダブルネームのピンズ

さて、昨日はキャラクターのイベントコラボピンをご紹介いたしました。

イベント×ブランド×キャラクターなどの付加要素は私にとって重要です。

ですから、私の持っているピンズにはそういったものが多いのです。

元々FIFAワールドカップのスポンサーピンが収集の根幹ですからね。

どんな分野のピンズにおいてもこの傾向は収集ピンに表れています。

CECIL McBEE "MARUEI" 2006
Pins_cecil_mcbee_maruei_2006セシルマクビーは日本のアパレルファッションブランドです。女性服の世界では有名ですよね。私には縁はありませんがこのロゴはよく見かけます。純粋にピンズとしても小粒でシンプルな素晴らしさがあります。ただこのピンズのミソはブランド名やピンズの作りではありません。

重要なのは名古屋の百貨店である丸栄のロゴもピンズに入ってるということです。

そう、セシルと丸栄のダブルネームピン、、、しかも年号入りときましたか。

ただ、丸栄には残念ながら行ったことがありませんがピンズとしてもお初です。

ピンズを機に結びつきが出来たことも数多いので、今後のご縁に期待しましょう!

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2014年10月22日 (水)

レトロなピンズ

ピンズには色濃く世相を反映しているものが多いですね。

企業の広告ツールとして使用される場合などは特にそれを感じます。

赤い羽根募金なんかも昔のピンズは本七宝の古めかしいピンズが多かったですね。

今は人気キャラクターとタイアップしたりと、非常にポップなピンズが増えています。

デザインが古くなったピンズは捨てられたり仕舞われたりして記憶に残りません。

それはそれで味があるのですが、興味を持つのは一部のコレクターだけです。

しかし、世の中には長年使われ続けているデザインもあります。

高島屋 ローズちゃん
Pins_takashimaya_rose_chan皆さんは高島屋のマスコットキャラクターの「ローズちゃん」はご存知でしょうか?私も物心ついた時から高島屋に行く度にローズちゃん人形を見ていましたが特に気に留めていませんでした。このピンズを機に調べてみると1962年に登場のキャラクターでした。

画像の人形は日本橋高島屋の1F正面入口を入って左側にいるローズちゃんです。

確かにこのキャラクターは高度経済成長期のレトロチックな香りがしますね。

ローズちゃんには様々な衣装やポーズのものがあり、特設展が開催される程です。

ちなみにこのピンズは良い接客をした従業員さんが頂けるものだそうです。

ピンズのデザインは今後も変えることなく使い続けて頂きたいものです。

そしてローズちゃんにはいつまでも高島屋と人々を見守っていて欲しいですね!

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2014年10月 5日 (日)

ピンズの記録

ピンズは日々様々な企業、団体、そして個人までもがリリースしています。

その全貌を把握することは不可能であり、不明点は自分で調べるしかありません。

しかしどんなに調べても限界があり、ピンズの奥深さはいかばかりかと思います。

逆に世間に知られないままで埋もれていくピンズの数は計り知れません。

ピンズにはごく一部の例外を除くとカタログの様なものはありませんしね。

ピンズ自体に詳細に書いてあれば別ですが。全てがそうだとは限りません。

ですから、時の経過と共に何のピンズだか分からなくなるものも多いのです。

松屋友の会 ミレニアム記念 盲導犬育成基金 "GOLDEN PUPPY"
Pins_club_mg_seeing_eye_dog_foundat松屋友の会(クラブMG)とは百貨店の松屋が展開する会員制の積立サービスのことです。松屋では年末のクリスマスチャリティピンを毎年継続していて、当ブログでも何回か取り上げてきました。 (1) (2) (3) 。イベントでの震災チャリティピンもあります。このピンズも今回の大整理で発掘したのですが、松屋友の会でもこういったチャリティピンでの社会・福祉活動をされていたのですね。ピンズを使っていると尚更ですが、そうでなくても社会貢献に対する意識の高さに頭が下がります。

しかし、よくぞ台紙とともに我が手元に来てくれたものだと思います。

ピンズ自体はサイズが非常に小さく、表どころか裏にも何の表示もありません。

台紙が無い状態では金色のワンちゃんピン、ということ以外分からないでしょう。

ミレニアムですからピンズが出来てからもう15年近く経過しているわけです。

この台紙が付いて由来の分かる状態のものがどの位残っているでしょうか…

時間の経過と共に関係者さんの記憶すら徐々に薄れていくことでしょう。

特に社会的意義の高いピンズの記録は残さないと!と常々思うのです。

ですから他のピンズも含めてせめて記事がその一助になれば幸いです、、、

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2014年10月 3日 (金)

神無月のピンズ

おっと!10月も2日過ぎてしまいましたね!うっかりうっかり!10月ですよ10月!

旧暦では神無月ですが、ピンコレクターにとって針(ピン)有月となっています。

ハロウィーン?…確かにハードロックカフェやディズニーではありますね。

プロ野球日本シリーズとかドラフトとか?…確かにピンズはありますがまだまだ!

過去に記事にもしましたが、、、ピンクリボン月間です! (桜さん広場さんUP済)

(当ブログのピンクリボンの過去記事→ (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7) )

ピンクリボンとは乳がんの知識啓発、早期受診推進等のキャンペーンシンボルです。

この世界的な運動に発展し、日本でも官民問わず様々な企画が実施されています。

ウォーキングやライトアップ、フェスティバルなどその内容も実に多様です。

その象徴であるピンクリボンをピンズにして着用している姿も最近よく見かけます。

仕様はピンク色とリボンが交差する形状のみで特に規格はないと思われます。

従ってピンズを製作する側の思いが工夫となって実にバラエティに富んでいます。

そして、ついにはこういったピンズまでも登場してきたのです。

RALPH LAUREN.COM PINK PONY with Macy's 
Pins_ralph_lauren_pink_ponyリボンが見当たりません。世界的ファッションブランドであるラルフ・ローレーンのピンクポニーです。あまりにも有名なポロプレイヤーのロゴマークが紛うことなきピンク色に染まっています。

これはアメリカの大手百貨店メイシーズで配られたものですね。

形は違えど台紙に書いてある内容を読むとその役割はピンクリボンと同じです。

逆にポニーだけの方がマークとして認知度が高いためインパクトが強いと思います。

要は運動の認知度を上げるためですから、これは素晴らしいアイデアだと思います。

今後もピンクリボン運動を支援しつつ、それにまつわるピンズも楽しみたいですね。

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2013年9月15日 (日)

サブカルチャーとピンズ

オリンピック関係のピンズが続きましたが、当ブログは様々なピンズを紹介しています。

過去の記事からお分かりかと思いますが、ピンズはあらゆるジャンルに存在します。

スポーツ、ブランド、キャラクター、イベント、地域振興、音楽 etc., etc

何かをPRしたり象徴したりするアイテムですから当然といえば当然です。

そういった中でも最近面白いなと思ったピンズをご紹介します。

MATSUYA GINZA "EVANGELION Charity"
Pins_matsuya_ginza_evangelion_chari松屋銀座といえば三越と銀座デパート界の覇を争うビッグネームです。今夏、そこで開催されたのがエヴァンゲリオン展。これはその期間にチャリティ用に販売されたピンズです。これがネルフマークだけであれば私は手を出さなかったでしょう。

そう、銀座松屋のロゴであるMGマークとのコラボだからこそ意味があります。

私にとっては銀座は幼少期から馴染みある地で、エヴァも一時期ハマリましたからね。

日本を代表する高級百貨店とアニメサブカル界で一時代を築いたエヴァ、、、

この融合こそこのピンズの面白さであるといえるのではないでしょうか。

HIGHLAND RESORT HOTEL "EVANGELION ROOM Memorial"
Pins_highland_resort_hotel_evangeli富士急ハイランドホテルにはヱヴァンゲリオンルームという部屋があります。HPを見てみるとまさにエヴァ尽くしでいやはや、、、面白いですけどね。

そのエヴァンゲリオンルームに泊まるともらえるのがこのピンズです。

その筋の方には左の綾波レイのピンズがいいのでしょうが、私としては断然右!

改装前の山吹色零号機、ではなく"EVANGELION ROOM Memorial"の一文です。

これがあってこそ富士急ハイランドホテルとエヴァンゲリオンのコラボが成立します。

これもホテルとサブカルのコラボというところに私は面白さを見出したのです。

これからはこういう意外なコラボピンがもっともっと増えてくると思いますよ!

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2011年5月 6日 (金)

伝統とピンズ

私のGWの連休は終わってしまいました。まだ週末までお休みの方も多いでしょう。

私は地震の夜以来となりましたが、数日前に日本橋の実家に帰りました。

震災当日の私は山手線車内で地震に遭遇し、鶯谷下車で実家まで歩いたのです。

大勢の方が遠距離を徒歩で移動したのに比べるとちょっとした散歩程度ですね。

しかし、地震直後の実感はコンビニの食料が品薄だなぁ…と感じたくらいでした。

被災地の様子はTVですぐに知りましたが、原発等々ここまで長引くとは、、、

帰省してそんなあれから話もしましたが、寿司店を営んでいる実家も厳しいですね。

そもそも寿司を食べる、そういった雰囲気に世間がなってませんよね。

正直実家が寿司屋の私とてニュースで魚から何ベクレルとか聞いてしまうと…です。

まぁ何にせよ、今後も実家を応援していかないといけないなと思いを強くしました。

さて、日本橋地区の顔といえばその1つとして私は百貨店を思い浮かべます。

三越、東急(今は無い)、高島屋といったデパートは私の遊び場でもありました。

しかし昨今のご時世と震災による影響で日本橋や銀座の来客数が激減しています。

銀座なんか震災前までは道を歩いていると必ず中国語が耳に飛び込んできました。

しかし、震災後はまさに波が引くように海外からの観光客が途絶えています。

MITSUKOSHI 100 years
Pins_mitsukoshi_100_yearsさくらパンダ擁する大丸・松坂屋、リサガスクリスマスピンの阪急などがありますが、三越はピンズの活用においてはトップだと思います。これは三越が100周年を迎えた2004年のピンズです。

その日本初の百貨店として百年の伝統を誇る三越ですら経営環境は厳しいです。

百貨店という業態自体が厳しい状態に置かれ続けることも想像に難くありません。

しかし、「朝の来ない夜は無い」という言葉もあります。良いものは必ず残ります。

また、良い悪いということだけではなく、精神的に必要なものも必ず残ると思います。

今こそ皆が日本の明るい未来を心に描き、守るべき伝統は伝えていくべきでしょう。

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