消えるピンズ
尋常ではない酷暑、そして豪雨に遭われた方々へお見舞い申し上げます。
東京オリンピックを2年後に控え、屋外競技が無事行われるのか心配です。
そんな中ではありますが、ピンズの方は活況を呈しつつあります。
しかしこれも夏の暑さと同様に予想できていましたが、偽物が多すぎます。
外国のいかがわしいセラーだけであれば仕方なしというところでしょう。
国内の知識のあるコレクターまで知っていてオークションなどに出している様子です。
それは法に触れる云々という以前にピンの世界の矮小化につながります。
新しくピンズに興味をもった方々も偽物を高値でつかまされれば熱も冷めます。
一時の利益にとらわれていると自分の首を締めることになるのは自明の理です。
もちろん正当なピンズに真っ当な価格が付くのは収集物として正解です。
しかし、偽物が横行して誰を、何を信じて良いか分からなくなったら終わりです。
コレクターの皆さんにはその辺りを今一度考えてほしいです。
ピントレでも偽物を資料として明示するならばまだ啓蒙活動として理解できます。
しかし偽物と本物を区別なく並べるのは今の状況では悪質と言わざるを得ません。
知らない人、初心者が安心できる環境を自ら作るように心掛けて下さい。
また、偽物と本物をわざと混同している人から手に入れないで下さい。
オリンピック後にピンズがどうなるかは、その辺りがネックになると強く感じています。
さて、久々なので前置きが長くなってしまいました。
私も仕事は相変わらず忙しいのですが、ピンズもしっかり集めています。
そんな中、先日表参道のオリンピックスポンサーイベントに参加しました。
TOKYO 2020 Olympic " Samsung Electronics " Galaxy東京オリンピックで公式ワイヤレス通信機器を担当するサムスン電子のイベントです。酷暑のなかですが、冷房のきいたビル内での開催ですので快適に参加できました。一番のお目当てが…サムスンのスマホ、ギャラクシーのピンズです。
場内のディスプレイトレイにはこれでもか!とてんこ盛りにピンズが飾られていました。見るだけでワクワクしますね。デザインも今まで出ている公式ピンの中では断トツの出来です。しかし、これで終わらないのがピンコレクター。並んでいるいるピンズをちょっと観察してみると。あれ、これ、消えるやつだ!と、、、別にピンズ自体が消えるわけではありません。
よく見ると五輪マークがかすれているものがかなりあります。もはやあと少しで完全に消えてしまいそうなものも…五輪マークと枠線以外は大丈夫ですが、肝心のところが摩擦に弱いインクで製作されてしまっています。開封して使用による着脱やピンバッグに裸で入れて開け閉めをしているといずれ五輪マークが消えます。
果たしてこのピンズは収集上、未開封必須の「取扱い注意品」ということになります。
デザインは抜群なだけに画竜点睛を欠く、とはまさにこのピンズのことでしょう。
もう1つ持っているならそれを承知で使うというのはアリですけどね…
お持ちの皆様はご注意あれ…
| 固定リンク
コメント