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2018年7月29日 (日)

似ているピンズ

前回はオリンピックのスポンサー「サムスン電子」のピンズをご紹介しました。

サムスン電子はスポンサーではトップのワールドワイドオリンピックパートナーです。

日本企業としてはパナソニックとブリヂストンとトヨタが同格のスポンサーです。

一刻も早く東京オリンピックのピンズをリリースして頂きたいものです。

さて、別のオリンピックスポンサーがイベントを開催中と耳にしました。

丁度仕事帰りにそのイベントの場所を通るというシチュエーションにも恵まれました。

ピンズが配られているらしいということは耳にしていたので期待は十分です。

しかし、十分に用意されているかどうか、そもそも入手条件も不明です。

そんな心配をよそに某百貨店の特設会場でそれはすぐに目の前に現れました。

特設会場で「オメガ」の赤いショッパーを持ったお姉さんが行く手をふさぎます。

「オリジナルピンバッジをお配りしております」という言葉に胸のトキメキは最高潮!

オメガとオリンピックの関わりについて説明されていますがほぼ耳に入りません。

早く!とそのショッパーを一見涼し気な顔で手にすると会場を一回りして外に出ます。

TOKYO 2020 OLYMPIC OMEGA
Pins_tokyo_2020_olympic_omega_4そしてショッパーを開けて現れたこのピンズに衝撃を受けました。そう、衝撃を受けたのは見覚えがあったからです。そう、これにソックリ だったのです。

手に入れる前に画像は見ていたのですが、大きさも丁度同じくらいに見えます。

まさかトリノと全く一緒のものではないよな…と期待と不安の家路でした。

帰宅すると早速検証です。一番分かりやすいのが縦横のサイズですが…同じです…

これは!と思いましたが細部をチェックすると違う点も明らかになってきました。

まず色が今回の方が薄い金色で非常に上品な色合いとなっています。

また、字体が細く(正確にはテーパーが付いていて上が細く下が太い)繊細です。

Ωの書き始めと終わりの跳ねも正確に表現されています。

そして"OFFICIAL TIMEKEEPER"の幅が"OMEGA"の幅に比べて明らかに広いです。

ここまできて、トリノのピンズとは「違うピンズ認定」をすることが出来ました。

ちなみに今回のピンズの留め具はタイタックでした。(針の長さはバタフライでも可)

トリノ五輪といえばもう12年も前ですから、流用はないだろうと思っていましたが…

今回は良かったですが、今後も似ているピンズにご用心!です。

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2018年7月26日 (木)

消えるピンズ

尋常ではない酷暑、そして豪雨に遭われた方々へお見舞い申し上げます。

東京オリンピックを2年後に控え、屋外競技が無事行われるのか心配です。

そんな中ではありますが、ピンズの方は活況を呈しつつあります。

しかしこれも夏の暑さと同様に予想できていましたが、偽物が多すぎます。

外国のいかがわしいセラーだけであれば仕方なしというところでしょう。

国内の知識のあるコレクターまで知っていてオークションなどに出している様子です。

それは法に触れる云々という以前にピンの世界の矮小化につながります。

新しくピンズに興味をもった方々も偽物を高値でつかまされれば熱も冷めます。

一時の利益にとらわれていると自分の首を締めることになるのは自明の理です。

もちろん正当なピンズに真っ当な価格が付くのは収集物として正解です。

しかし、偽物が横行して誰を、何を信じて良いか分からなくなったら終わりです。

コレクターの皆さんにはその辺りを今一度考えてほしいです。

ピントレでも偽物を資料として明示するならばまだ啓蒙活動として理解できます。

しかし偽物と本物を区別なく並べるのは今の状況では悪質と言わざるを得ません。

知らない人、初心者が安心できる環境を自ら作るように心掛けて下さい。

また、偽物と本物をわざと混同している人から手に入れないで下さい。

オリンピック後にピンズがどうなるかは、その辺りがネックになると強く感じています。

さて、久々なので前置きが長くなってしまいました。

私も仕事は相変わらず忙しいのですが、ピンズもしっかり集めています。

そんな中、先日表参道のオリンピックスポンサーイベントに参加しました。

TOKYO 2020 Olympic " Samsung Electronics " Galaxy
Pins_tokyo_2020_olympic_samsung_ele東京オリンピックで公式ワイヤレス通信機器を担当するサムスン電子のイベントです。酷暑のなかですが、冷房のきいたビル内での開催ですので快適に参加できました。一番のお目当てが…サムスンのスマホ、ギャラクシーのピンズです。

Pins_tokyo_2020_olympic_samsung_e_2場内のディスプレイトレイにはこれでもか!とてんこ盛りにピンズが飾られていました。見るだけでワクワクしますね。デザインも今まで出ている公式ピンの中では断トツの出来です。しかし、これで終わらないのがピンコレクター。並んでいるいるピンズをちょっと観察してみると。あれ、これ、消えるやつだ!と、、、別にピンズ自体が消えるわけではありません。

Pins_tokyo_2020_olympic_samsung_galよく見ると五輪マークがかすれているものがかなりあります。もはやあと少しで完全に消えてしまいそうなものも…五輪マークと枠線以外は大丈夫ですが、肝心のところが摩擦に弱いインクで製作されてしまっています。開封して使用による着脱やピンバッグに裸で入れて開け閉めをしているといずれ五輪マークが消えます。

果たしてこのピンズは収集上、未開封必須の「取扱い注意品」ということになります。

デザインは抜群なだけに画竜点睛を欠く、とはまさにこのピンズのことでしょう。

もう1つ持っているならそれを承知で使うというのはアリですけどね…

お持ちの皆様はご注意あれ…

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