ピンズとエスプリ
ピンズは多くにおいてそのデザインにメッセージを内包しています。
ですから人それぞれにピンズから受けるイメージが異なるのでしょう。
それは表面的なメッセージのみならずもっと深いものの場合もあります。
貝印 和包丁「旬(Shun)」、"Kershaw" 7700 Slicing Knife貝印はあの「関の孫六」で知られる岐阜県の関市で明治時代に創業しました。一般的にはカミソリメーカーというイメージではないでしょうか。
確かに日本初の国産替刃カミソリを製造し、安全剃刀では国内トップシェアです。
しかし調べると本格和包丁から海外ブランドまで様々な刃物を手掛けています。
左は本格和包丁「旬(Shun)」のピンズで和包丁の質感をよく表しています。
右は米国法人で展開する「カーショー」ブランドのスライスナイフのピンズです。
この2つを並べてみると形や質感共に対照的でエスプリの違いすら感じさせます。
元々これらの製品形状には和と洋の精神性の違いが投影されているのでしょう。
しかしこの大きさのピンズでそれを表現したことに敬意を表さずにはいられません。
これからも多くのピンズから様々なことを感じっとっていきたいものです。
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