ピンズの需給関係
感動のリオデジャネイロオリンピックも閉会式を終えて終幕となりました。
9月からはパラリンピックが始まるのでそちらもまた楽しみにしています。
ところで今回のオリンピックではピンズ関連の報道が多かったように感じました。
治安の関係から市中のトレードが難しいかなと思い動向に注目していました。
従来のオリンピックではどちらかというとそういった一般の動きが主体でしたね。
今回特に多かったのは出場選手や関係者のピンズ収集についての報道でした。
体操の内村/加藤/白井選手やゴルフの野村選手、カンボジアの猫ひろし選手etc.
女子レスリング栄チームリーダーのネックストラップにもBooBoピンが!(笑)
世界中の名だたるアスリート達も楽しそうにピンズを沢山身に着けていましたね。
そして相変わらずボランティアやメディアのピントレードも盛んだったようで…
某他国メディアはピカチュウピンが欲しいとテレ東ブース前に居座ったとか(笑)
次点はテレ朝のドラえもんピンとのことで、ポケモンにドラ…キャラ人気凄いです!
元々オリンピックでのピントレは選手や関係者の間で発生し広まりました。
80年代からは個人のトレーダーも参加するようになり五輪の風物詩となりました。
しかし、まだ日本においてはその認知度は低いと言わざるを得ません。
この様にピンズが多く報道、注目されるのは本来歓迎のはずなのですが…
2016 Rio de Janeiro OLYMPIC FUJI TELEVISION今回のリオデジャネイロオリンピックでフジテレビが製作したピンズです。アマゾンをテーマとしたデザインで現地のスタジオセットとも統一感を持たせたそうです。そしてこの手のピンズでは珍しく、裏面に製作数の記載のみならず通し番号が刻印されています。ピンコレクターにとって、これはちょっと嬉しいですね。この数字によりこのピンズが唯一無二の存在となるからです。しかし、最近の東京オリンピックピンの動向を見ると喜んでばかりはいられません。今回のこのフジテレビピンの製作数は2016個ですね。この様に開催年にちなんだ製作数はよくあります。
東京オリンピック・パラリンピックのマーケティングは既に始まっていています。
東京五輪の公式販売ピンはネットで即完売、2か月経ってやっと落ち着きました。
様々なイベントで大量に配布されているオリパラエンブレムピンも引く手あまたです。
他の公式ピンも出始めていますが、それらは数の割に非常に入手しにくいです。
2020年に向けてピンズに対する注目度は上がっていくことは間違いありません。
そして開催直前から終了直後にかけてはとてつもないブームになっているはずです。
特に日本人はこういう収集物が好きであり、現時点での動きを見ても明確です。
今までは2000個を超える製作数であればピンズとしては「多いな」という部類です。
しかし、2020年を迎えたら果たしてこの様なピンズを手に入れられているでしょうか。
製作数が一気に十倍、百倍となれば話は別でしょうが、まずはそうならないでしょう。
ピンズの需給関係というのはかなり微妙なものでコントロールしづらいのです。
ピンズがブームになって欲しい、しかし度が過ぎると自分の手に入らない…
これはピンコレクターにとっての永遠のジレンマと言えるのではないでしょうか。
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