陶磁器のピンズ
ピンズの素材というと90%以上が金属であり、多くの方がそう思い浮かべるでしょう。
実際にはプラスチックやゴムなどもありますが、質感が今一なのは否めません。
最近はリサイクルのPRなどを目的に木製のピンズもありますが同様です。
第69回国民体育大会「記念章」去年長崎県で行われた愛称「長崎がんばらん国体」のピンズです。形状といい台紙といいここ最近の国体ピンの典型ですが、特徴は何といってもピンズ本体の素材にあります。そう、このピンズの素材は長崎県産の磁器なのです。長崎県の焼き物は400年以上の歴史を誇ります。セラミック特有の透明感と光沢がまた金属とは違う重厚な質感を醸し出しています。この藍色の絵付けも通常のピンズの表現とは一線を画す趣を感じさせます。陶磁器のピンズは確かに少数派ですが、フレンチピンではよく見かけます。しかし日本で、このサイズ(φ30㎜)の大きいピンズは今まで見たことがありません。
陶磁器のため金属より脆いので、落下による破損という懸念はありますが、、、
たまには金属製以外の素材もいいな…と思わせてくれた一品です。
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