ピンズの継承
ピンズはイベントなどの記念品として、そして企業の販促品として多く世に出ています。
しかし一旦世に出てしまうとそれが顧みられる機会というのはかなり少ないんですね。
それは受け取った側でもそうですが、出した側ですらそうなんだと思います。
私も過去のピンズについて企業などに問い合わせることが結構あります。
しかし多くの場合「そのピンズがあったことすらもう分からない」との回答です。
もちろん中にはきちんとピンズの製作経緯などの詳細を教えてくれる企業もあります。
そんな企業には敬意を払いますし、ピンズだけでなく製品も、、、となるのです。
PENTAX "ZOOM 105-R"ペンタックスは光学機器メーカーであった旭光学工業を前身とします。日本初の一眼レフカメラ、世界初のフラッシュ内臓AF一眼レフカメラなど高い技術に裏打ちされた製品を誇ってきました。しかし2008年に光学機器メーカーHOYAに吸収合併されましたがブランドは存続しました。
そして先日ペンタックスのうちデジカメ・双眼鏡等の部門をリコーに売却が決定。
HOYAにおいてもそれ以外のペンタックスブランドは使用を継続するとのことです。
画像のピンズは1991年に発売された35mmレンズシャッターカメラの販促品です。
ただでさえ顧みられることが少ないピンズですが、合併などがあると尚更でしょう。
特に吸収した側からはそれらは過去の別会社のものと映るのではないでしょうかね。
実際にはそれらも含めて会社の歴史だと思うわけです。ブランドは継承されますね。
集めている側としては是非ともピンズについても継承していって欲しいものです。
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