ピンズの境界
ピンズには実に多種多様な形状があります。
そして基本的スペックというべき裏の針にも大別して2種類あります。
ピンズ本体に垂直に付いている針か、それとも水平に付いている針かどうかです。
前者はバタフライクラッチ・タイタックの様な金具で留める仕様です。
後者はバータイプもしくは安全ピンタイプとなっていて前者より古くからあります。
おっと、忘れていましたが更に古くからある挿しピンはそのどちらとも違いますね。
恐らくは留め方が簡単であるという理由からか垂直針=ピンズ的な風潮があります。
それ以外の針はいわゆるバッジ、ブローチとしての扱いをする見方もあります。
Pin=針ということを考えると、裏に針が付いていればみなピンズなんでしょうがね。
逆にマグネットやネジ式の徽章はその大原則から言ってピンズとは言えません。
また、ピンズはあくまで徽章の一形態であって、実用品ではないという見方もあります。
しかし、時と場合によっては実用品も兼ねていたりするからちょっと難しくなります。
その境界というのはあくまで個人的見解に基づくので、決めつけは野暮でしょうか、、、
2002 SALTLAKE OLYMPIC "SEIKO" Gold Pins Box setソルトレイクオリンピックの公式時計を務めたセイコーの記念販売品です。画像の両脇を固めるのは紛れもない(?)バタフライクラッチ留めのピンズです。
問題は真ん中の物体。本物の時計なのですが、裏にはバータイプの留めピンが、、、
でも時計の保証書も付いちゃったりしている、ピンズというよりは時計寄りの一品…
これを時計と信じるかピンズと信じるかは、、、あなた次第です!
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