ピンズと豆知識
さて、バンクーバーオリンピックも終了しましたね。皆さんのピン果はどうでしょうか。
ところで最近興味を持って集めていたピンズがあります。結構前のピンズです。
それは1994年にカナダのビクトリアで開催されたコモンウェルスゲームズピンです。
この大会は英連邦に属する国々が4年ごとに集まっての総合スポーツ競技大会です。
第一回は1930年といいますから、かなり歴史ある大会ですね。
特段に興味があるわけでもありませんが、以前からピンズは持っていました。
1994 Commonwealth Games Victoria "SEIKO"これはセイコーのブランドにひかれて手に入れました。いわゆる時計ピンとしての位置づけです。同大会ではパナソニックもスポンサーとなっており、後にパナピンも手に入れました。基本的にそれだけで満足だったのですが、最近になってふと気付きました。毎回大量のピンズが出ている様子はないのですが、1994年のピン事情だけは特別なのです。
ビクトリア大会のピンズだけは、ちょっと調べただけでも100種はありそうです。
どうしてなのか未だに分かりませんが、ピンズで盛り上げる試みがあったのかも…
何か不思議な感じがしつつ調べ続け、興味のあるピンズも幾つか見つけました。
1994 Commonwealth Games Victoria "Canadian Club"カナダのハイラムウォーカー社が1858年に製造を開始したウイスキーがカナディアンクラブです。とうもろこし・ライ麦ベースのウイスキーをブレンドしたライトタイプのウィスキーです。
1994 Commonwealth Games Victoria "Ballantine's"バランタインはスコットランドのジョージ・バランタインが創業の、スコッチの代名詞ともなっているウイスキーです。特にバランタイン17年は"The Scotch"と形容されている程です。カナディアンクラブとバランタインの両銘柄とも知っていましたが、この2つのピンズはやけに似た造りだな~、とまず思いました。
それに同大会で類似商品がスポンサー同士というのは変だなと思い調べてみました。
するとバランタイン社は1935年に経営権をハイラムウォーカー社に譲渡しています。
後にハイラムウォーカー、バランタイン他が合併しアライド・ディスティラーズ社に。
つまりカナディアンクラブとバランタインの経営母体は一緒なんですね。
同企業でブランド名が違ったり、同グループでのスポンサー参加の例はままあります。
2002W杯でもコーラ/アクエリアスやジレット/ブラウン/デュラセルの例がありますね。
ともかくスコットランドとカナダの融合とはまさにこの大会にピッタリのスポンサーです。
どちらにしても、またピンズを契機に豆知識を身に付けたことは間違いありませんね。
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