宝飾品とピンズ
ピンズを胸元などに着用されている方を最近、街角やテレビでよく見かけます。
但しそれらはその役割から、大きく分けて2種類に区分されると考えます。
1つは純粋なアクセサリー、もう1つは何らかのメッセージを発するアイテムです。
私が集めたり、世間でいう" collectible Pins "とは概ね後者に属します。
アクセサリーはいわゆるファッションの一部としての意味合いがほぼ全てです。
時に貴金属や宝石をふんだんに使用し、ウン千万円といったものあります。
それらは宝飾品としては魅力ありますが、ピンコレクターの収集対象ではありません。
しかし逆説的ですが、前者と後者はある意味不可分であるとも言えるのです。
何故ならメッセージピンといえど、ファッション性を考慮したものが多くあるからです。
着用することでメッセージを発信するという機能から考えるとそれも当然でしょう。
特にブランドピンとなると、宣伝用とファッション用の境目が更に曖昧としてきます。
そのメッセージ性をどう捉えるか、という見方1つで違ってくるのは悩ましい限りです。
Breguet hands " 18YG + Diamond version"
時計の歴史を200年早めたとも言われる「アブラアム・ルイ・ブルゲ」。スイス人の彼は様々な新機構・デザインを発明しました。
このピンズのモチーフ「ブレゲ針」は時計の世界では余りにも有名です。このデザインを使用したことのない時計メーカーはほとんど無いと言って過言ではないでしょう。しかも現在でもブレゲでは針の製作に28工程という尋常ならざる手間をかけているというのですから、さすが本家といったところでしょうか。
これを過去に"TAXMAN'S MUSEUM"で見かけてからいつかは、、、と憧れていました。
そしてついに手に入れられたわけですが、 やはり素晴らしいピンズです。
外箱の中には皮製のしっかりしたバッグが鎮座しており、高級感を漂わせます。
そのバッグを開けると、これまた革製のベースにピンズが挿入されています。
ピンズ自体もその洗練されたフォルムそのままに、一部の隙もありません。
裏には"750"(=18金)の刻印があり、長短針にはそれぞれダイヤモンドがキラリ。
ブレゲのショップで購入のTAXMANさんのお話では相当高かったと記憶しております。
これは厳密な区分では恐らく宝飾品の部類に属するものでは、とも思います。
しかし、これは時計好きな人なら誰もが魅力を感じるコレクティブルな一品です。
それはブレゲのブランドヒストリー、そして時計界の歩みを垣間見れるからでしょう。
そう、装飾性とは別にそういった背景をこのピンズから感じ取ることが出来るのです。
お値段は張りますが、こういったピンズも1つ2つくらい持っていてもいいものですよ。
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コメント
あけおめです
時計のピンズですか
秒針のみΣ( ̄□ ̄)
ダイヤ入ってるなら
俺の安物の腕時計より
値がはりそうですね…
投稿: イッスン | 2010年1月 2日 (土) 15時48分
おめでとうございます。
非常に小さいピンズなんですがね。
18金とダイヤという素材もさることながらブレゲのブランドしょってますからね。
(ブレゲをご存知なければググってみてください)
それが一番大きいのかと、、、
投稿: pins-m | 2010年1月 2日 (土) 21時11分