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2009年8月25日 (火)

ピンズで見る経済史

ピンズは実に様々な局面で活用されています。特に経済的な動きとリンクしています。

オリンピックのスポンサーの変遷などは如実にその時代を表しています。

1984年のロス五輪あたりから見てもその顔ぶれは驚くほど変わっています。

五輪スポンサーは契約金や運営協力で巨額の資金が必要となります。

ということは、その時代に勢いのある企業が契約することが必然でしょう。

また、そのスポンサーの商品がデザインされたピンズも多くリリースされます。

特に電気製品なんかではその時代では最先端でも、すぐに「レトロ化」します。

ピンズを見て「あー、懐かしいなぁ~」ということも結構あります。

五輪のみならず他のスポーツ大会、イベント、販促ピンなどでも同じことが言えます。

前回、前々回の記事もそうですが、今回ご紹介のピンズは特にそれを感じます。

Mita "PointSource"
Pins_mita_point_source「コピーはミタ」というフレーズをご存知でしょうか。少なくとも30代以上の方は、はっきりと覚えておられるでしょう。かつて業務用複写機を製造していた三田工業のCMでのうたい文句です。

斬新な演出かつ社名=ブランド名をシンプルに訴えるという効果的なCMでした。

複写機製造メーカーとしては中堅でしたが、知名度はそれ以上だったと思います。

しかし、デジタル化への対応遅れや経営上の問題で1998年に倒産してしまいました。

いくら宣伝が効果的でも製品や経営体質がお粗末では成り立たないということです。

そして2000年に京セラが経営母体となり「京セラミタ」として再出発したのです。

「ミタ」の名前を入れたのは欧州での知名度が高かったからだと記憶しています。

とりあえず社名が残ったのは、かつての広告戦略も大きく寄与していたのでしょう。

ただピンズの社名ロゴは、倒産以来ピンズ以外で見た記憶がありません。

そう、ピンズは経済史的に見ても貴重な資料の宝庫であると言えるでしょう。

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2009年8月24日 (月)

ロングセラーのピンズ

ピンズというのは世界中で日々リリースされ続けています。

例えば企業の販促グッズとして、様々な商品がモチーフとなりピンズとなります。

主に新商品の発表・発売に合わせてピンズが作成されることが多いですね。

ただ、ピンズになるのはタイミングというかその時の企画に左右されます。

また、ピンズを多用する企業とそうでない企業の2つに分かれます。

そう考えると、むしろピンズとして世に出る商品は少数派だと言えます。

企業が社運をかけるとまでは言いませんが、ここ一番の商品にピンズが多いですね。

そういった商品は必然的にヒットし、ロングセラーとなる確率が高いのです。

またロングセラーを記念し、愛用者を引き付けるためにもピンズは活躍します。

Canon "EOS-5"
Pins_canon_eos_5世界初の視線入力AF機能が搭載されたカメラとして1992年に登場したキヤノンのEOS-5。静音性にも優れた一眼レフカメラです。ハイスペックながら扱いやすいとのことで、広い層に支持されロングセラーとなりました。

当のピンズは恐らくヨーロッパでの販促品として作られたものです。

良い商品に良いピンズ、、、今後ともどちらにも沢山出会える事を期待しています。

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2009年8月23日 (日)

スーパーヒーローとピンズ

ピンズには様々なキャラクターが登場することがよくあります。

ピンズの訴求力をそのキャラクターによって高める事ができるからです。

登場するキャラクターはピンズの訴求内容によって変わってきます。

時に可愛いキャラクターであり、時にスーパーヒーローであったりします。

そう、スーパーヒーローといえばまず、あの「スーパーな方」でしょう。

JVC "Super-VHS"
Pins_jvc_svhs家庭用ビデオの規格として世界を制したVHS。日本ビクターにおける開発物語はプロジェクトXでも取り上げられました。

そのVHSの上位規格として1987年に登場したのがS-VHSです。

しかし低普及率のまま、2000年に入るとDVDの普及などにより消えることになります。

さて、このピンズですが、表記からS-VHSの販促ピンであることは明らかです。

また、ピンズに描かれている方は誰もが知るあの「スーパーヒーロー」に見えます。

しかし、実物の方と比べると配色や胸のマーク等コスチュームの細部が違います。

実際のスーパーヒーローとの比較ではポーズも逆です。利き腕も違うのでしょうか。

確かに「スーパーつながり」ですが、、、細かい事はこの際置いておきますか…

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2009年8月19日 (水)

ピンズで番宣

ピンズは様々なサービス・製品のノベルティグッズとして使用されています。

まず一番に思いつくのは「カタチ」の明確な製品のPR用としてでしょう。

ピンズに製品のデザインが織り込まれ、時に製品の形をしたピンズも見受けられます。

そして様々なサービスやイメージを売り込むというピンズも数多くあります。

その一種として、テレビ・ラジオなど番組PRとしての用途も挙げられます。

多くは番組名・ロゴ・キャラクターなどがデザインに織り込まれ、楽しいピンズです。

特に印象深いのは毎日放送主催の「オーサカキング」で使用されたもの。

この真夏のイベントで多くの番組やMBSキャラクターのピンズが配布されました。

会場にあるゲーム屋台でゲームに勝つとピンズがもらえるという仕組み。

私も幾つか持っていますが、大阪テイストが溢れていて面白いピンズが多いです。

惜しむらくはMBSということで、私が知っている番組がそんなに多くなかったこと。

そうそう、最近は日本テレビ制作のとある番組にまつわるピンズを入手しました。

NTV 中井正広のブラックバラエティ
Pins正直、意図して見たことはありませんが、日曜日のこの時間はテレビをつけていることが多く、この番組は何度も見たことがあります。特に「石原良純さんイジリ」が面白かったです。このピンズは「非ばいひん」との表記がありますが、純粋な配布か応募プレゼントかの詳細は知りません。どちらにしても番組宣伝に一役買っていることは明らかで、軍手キャラの「クレッシェンドくん」も頑張っています。

その番組を視聴したことがない人にだけではなく、みている人にこそ嬉しいと思います。

製品と同じく、日頃よりなじみのあるものを更に身近に感じさせてくれるからです。

、、、ということで各メディアの皆様、どうか番宣ピンズをバンバン出して下さいね…

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2009年8月18日 (火)

黄金比のピンズ

ウサイン・ボルト、驚異の世界新「100m 9秒58」には言葉もありません。

仕事が早くライブでの視聴を断念しましたが、朝のニュースでただ驚くばかり。

この気分は何かに似ている。そう、欲しいピンズを手に入れ損ねた感じです。

しかし、それは悔やんでもどうにもならない、、、切り替えの速さもこれまた肝心。

反省点を生かし、次なる目標に向けて動き出す。必然とそういうクセがつきました。

また、ピンズはイベントと違って次回というのが期待できます。

切り替えと粘りを併せ持つ、というのが理想です。これは色々なことに当てはまります。

ところで世界陸上といって印象深いのは、やはり2007年の大阪です。

リアルタイムで、しかも現地で体験したイベントは一生思い出に残ります。

IAAF 世界陸上選手権 大阪 2007 Nikon
Pins_iaaf_2007_nikonそういえば、世界陸上のスポンサーブースで見たデジカメが好印象でニコン製品を買いました。そう、このピンズの画像もそのデジカメで撮影しているのです。現地で手に入れられたピンズもあれば、後々手に入れたピンズもあります。ニコンのピンズは大会後に手に入れましたが、その時はかなり嬉しかったですね。イベントと製品とピンズ+思い出が、まさに夢の黄金比を形成しています。

それはある意味自分だけに見える世界。だからピンズは止められない…のデス!

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2009年8月16日 (日)

お盆とピンズ

今年のお盆は仕事やらなにやらで落ち着かない感じでした。

というか、休日ベースでは通常の土日と変わりませんでしたね。

そんな状況でしたからプライベートでの遠出は一切ナシ( ̄ω ̄;)

2002 FIFA WORLD CUP Coca-Cola "Red Ball logo"
Pins_2002_fifa_world_cup_cocacola_rそんな中、近くのリサイクルショップに行って見つけたのがこのピンズ。うーん、、、究極の安近短ながらなかなかの収穫にご満悦。そういえばこのピンズは抽選非売品だったので、2002年当時は手に入れるのにかなり苦労しましたね。世界陸上も始まり、2007年の大阪を思い出したりもしました。昔のピンズ話に思いを馳せる、、、そんなお盆もありですかね、、、

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2009年8月11日 (火)

タイミングとピンズ

ピンズというのは、いつどこで出会うか分からないことが多いものです。

長年探していたピンズが突然ひょっこり顔を出す場合もあります。

大丈夫とタカをくくっていたら、ある時点を境にパッタリとお目にかかれなくなることも。

今はネット社会ですから、出会う確率はかなり高くなっていると言えるでしょう。

それでもピンズというのは概して数が限られたアイテムであります。

欲しいピンズや、未知のピンズにそうそう出会えるものではありません。

思うに、運というか絶妙なるタイミングに大きく左右されるのではないでしょうか。

1992 BARCELONA OLYMPIC SEGA
Pins_1992_barcelona_olympic_sega最近こんなピンズを見つけました。セガのバルセロナオリンピックでのスポンサーピンです。セガがスポンサーって聞いたことないな、、、と思い調べてみると「オリンピック・ゴールド」なるバルセロナ五輪を舞台にしたソフトを作っていました!

Sega_olympic_goldしっかし、メガドライブとは、、、なんとも懐かしい響きです。弟が持っていましたね。1992年は私の大学生時代に当たります。オリンピック…あまり興味はありませんでした。当然の如く「ピンズ」のことは頭の片隅にも無かったと考えると不思議な心持ちです。当時このピンズと出会っていたら、、、多分顧みることなく「ポイ」してたかも。あ~恐ろしや、、、と今このピンズに出会えたことを感謝するのでした。

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2009年8月 3日 (月)

ピンズの仕掛け

ピンズにはシンプルなものから凝ったものまで色々な表現方法があります。

より人の注意をひく為に、時として仕掛けが用いられる場合があります。

当ブログで取り上げてきた中にもその類のピンズがあります。

単純に動くもの、または開いたり、回ったり、、、実に様々です。

ERICSSON "Mobile phone T28S / T18S / GF768"
Ericsson_mobile_phone_1エリクソンはスウェーデンの通信機器メーカー。現在は携帯電話端末事業は合弁のソニーエリクソンが行っているので、これらのピンズは合弁の2001年以前に作られたものだと分かります。ところで、前回のピントレの2次会でこのうちの1つをプレゼントピンにしました。そこで耳に入ったのが「これ開くんだよね」という言葉。

そう、そうなんです。これは、、、「えっ!これ開くの」ってその時に初めて知りました。

非常に小さいプラスチック製のピンズなので、まさか開くとは、、、

でも見た目フリップ式なので、それを考えれば分かりそうなものだと…σ(^_^;)

Ericsson_mobile_phone_2家に帰ってそのシリーズを改めて調べると開く開く、、、(当然ですか)。こうして見てみると、閉じた時と開いた時の印象がかなり違います。何よりこんな小さなピンズなのに何と精巧な作り込みだろう、と感心させられました。

小さい仕掛けに大きく驚かされる、、、今後もそんなピンズに期待しております。

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2009年8月 1日 (土)

ぶらりとピンズ

今日は横浜の方に用事があり、朝から出かけていました。

横浜では開港150周年イベント中ですが、そちらとは一切関係ナシ。

夕方には用事を済ませ、ちょっと寝不足もあり家路につくことにしました。

ただ、少し買い物をしていこうと、駅に隣接のそごうに立ち寄りました。

そして地下の入り口からそごうに入るとそこに気になるグッズがありました。

Pins_blue_dalY150や横浜グッズの並ぶ一角に"Blue Dal"なる犬のグッズが置かれたコーナーを発見。何でも横浜生まれのキャラクターで、地元では色々なところで活躍しているそうです。そう、横浜のイメージカラーといってすぐ思いつくのは確かに「ブルー」。ブルー・ライト・ヨコハマにブルーライン。ベイスターズやマリノスのカラーもブルーですね。そして何より他のグッズの中でピンズはこれだけでしたからね。横浜のイメージカラーと可愛らしさからすぐに購入してしまいました。

ぶらりと偶然立ち寄ったところでのピンズとの出会い、、、自然体でいいですね!

そんな感じで日頃欲しいレアピンと出会わないかな…という邪念はいけませんな…

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