ピンズは力なり
現在の世界的経済危機は国内のスポーツ界にも大きな影響を及ぼしています。
アイスホッケーの名門である西武が廃部の報には私も少なからず衝撃を受けました。
ホンダもF1を筆頭に多くの部を休止。更に日産の野球部までが活動休止とは、、、
他にも様々な企業が実業団チームを廃部や活動休止するという報を連日耳にします。
YUKIJIRUSHI CUP 2009雪印といえばかつて乳製品業界の巨人として、グループで1兆円の売上を誇っていました。CMも数多く、主力の雪印乳業やグループでスポンサーしていた番組も数多くありました。私もいまだに牛乳、そしてバターなどはまず「スノーブランド」が頭に浮かびます。しかし、2000年の一連の不祥事により、その信用は大きく失墜してしまいました。事業の縮小・再編を余儀なくされ、子会社も別の問題で廃業。
かつて持っていた各種ウィンタースポーツ・駅伝等の競技部もほとんど解散。
実業団のチームとして残ったのは、ジャンプの「チーム雪印」のみという状況です。
その雪印が現在でも冠スポンサーとなっているのが「雪印杯全日本ジャンプ大会」。
このピンズはその雪印杯の50周年を記念して製作されたもの。50年とは凄いです…
50年も一企業の冠大会が続くというのは並大抵のことではないと思います。
それには続いただけの意味があり、社会にとっても必要だったからでしょう。
雪印のケースは不況とはまた違いますが、継続する大切さという意味では同じです。
もちろん、過去の過ちを繰り返さないというのは大前提にあるとは思います。
しかしだからこそ、社会貢献の一形態としてスポーツ活動は継続して欲しいものです。
世の情勢はこういう状況ですが、何事もやめるのは簡単ですが継続は難しいものです。
継続は力なり、このピンズを手に取るとそんな言葉が頭をよぎりました。
そして、私はそれらから更に派生したピンズからも力をもらっているのですから、、、
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