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2007年8月25日 (土)

老舗とピンズ

昨日、「三越と伊勢丹が経営統合」というニュースを耳にしました。

近年、百貨店の業界再編は熾烈を極めていると聞きます。

現在の業界トップは高島屋。しかし、9月には大丸と松坂屋が統合しトップに。

今回の三越-伊勢丹の経営統合で、さらにそれを上回る規模となります。

持ち株会社は三越伊勢丹HDになるそうですが、立場は伊勢丹が上だそうです。

経営統合は生き残りに必要なのでしょうが、一抹の寂しさはぬぐえません。

確かに、"三越"という名前だけで成り立っていた時代は過ぎたのかもしれません。

しかし実家の近所にあるというだけでなく、"三越らしさ"は残して欲しいです。

三越は日本初の老舗百貨店であり、三井財閥の礎となった企業でもあります。

その歴史・伝統に裏打ちされた敷居の高さそのものがブランドイメージです。

「最高級のものは最上の店で買う」これもまた良いものだと思います。

普段の生活とは真逆ですが、ここ一番の買物が安いものであろうはずがありません。

街に質流れのブランドショップがあふれ、ニセモノが横行する時代ですからね。

経営統合のメリットを生かしつつ、存在感は揺ぎ無いものであって欲しいものです。

Harrods Celebrating 150 Years
Pins_harrods_celebrating_150_yearsハロッズは1849年創業の世界的老舗デパートです。三越はハロッズをモデルに造られました。阪急デパートのロゴもハロッズをモデルにしています。あの"クマのプーさん"もハロッズで購入されたという設定です。ハロッズも長い歴史の中で経営者の交代等々、色々あったそうです。(現オーナーの息子さんとダイアナ妃との自動車事故死は記憶に新しいです)

しかし、現在でもその老舗のブランドイメージは揺らいではいません。

それはハロッズの努力のみならず、それを求める消費者が存在するということです。

三越やハロッズには、いつまでも「ピンズが欲しい」と思える存在であって欲しいです。

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受信: 2007年9月 2日 (日) 13時30分

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