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2007年4月30日 (月)

欲しくなるピンズとは…

当ブログでも取り上げてきましたが、ピンズのジャンルは数多くあります。

数多くというか、正確には考えられる全てにピンズがあると言えます。

各コレクターさんは大体中心ジャンルを持ち、それがコレクションの大半を占めます。

それは賢明な選択というか、ある意味必然。何しろ対象は星の数ほどあるのです。

しかし、魅力あるピンズを見逃すことは出来ず、日々頭を悩ませています。

逆に「惜しいな」「こんなピンだった良かったのにな」、と思うことも多くあります。

Asahi SUPER "DRY" MLB BOSTON RED SOX 松坂大輔
Pins_red_sox_super_dry今話題の100億円男、松坂大輔投手。セットとして見ると、ジャンルはお酒ピンになるでしょうか。構成としては、3つの異なるピンズがセットになっています。1つは松坂選手の写真、1つはレッドソックスのロゴ、そしてSUPER "DRY" のロゴ。台紙にはベースね、、、

今日頂いたものですが、私にとっては3つ揃っていてかろうじて射程圏内です。

これら3つは、ピンズとしてはそれぞれ異なるジャンルに分類できます。

松坂選手は西武&本人、球団ロゴは大リーグ、製品ロゴはお酒という分け方です。

台紙も無くそれぞれ単独であったら、ちょっと寂しい感じがします。

オマケピンの場合作りは致し方ないですが、それにしても単独では今一歩です。

例えば、バラでは台紙に書いてあるような、ピンズの意味が分からなくなります。

もし、全てのピンズを1つにしたデザイン(+Asahi)であればかなり違います。

分かりやすく、松坂×RED SOX×SUPER"DRY"という、トリプルコラボピンとなります。

大きさは変えないでいいので、製作コストも安くなるでしょうしね、、、

もちろん肖像権とかの問題で、1つに出来ないかもしれません。

ただ、分かりやすく、かつ魅力あるデザインで「欲しい」と思わせて欲しいですね。

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2007年4月29日 (日)

ピンズの地域性

ついにGWですか。私は今日から大型連休ということになっています。

皆さんも少なからず予定が入っておられるでしょう。

テレビなどでは海外出国、国内でもテーマパークなどの混雑が報じられていますね。

USJ (UNIVERSAL STUDIOS JAPAN) Pin trading 6
Pins_usj_pintrading_6ユニバーサル・スタジオ・ジャパンもこのGWは盛況のようですね。USJでは毎年開園記念の時期にピントレーディングのイベントを開催しています。この11種類のピンズは、今年の6周年記念の配布ピン。以前から思っていたんですが、キティとUSJって、、、

USJはピントレ文化という点において、アミューズメント系ではトップを走りますね。

しかし残念ながら、東京ではなかなかUSJのピンズを見る機会がありません。

キャラクターは全国区どころか、全世界的なのになぁ~

まぁ、USJは大阪、愛・地球博は愛知、など地域毎の盛り上がりは重要です。

将来的には地域のピンコレクターが連携して大きな輪を作っていくのが理想像です。

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2007年4月28日 (土)

ピンズと積み重ね

ピンズはお金を出せばいつでも手に入るというものではありません。

また、いつそのチャンスがあるのか、予測がかなり難しいアイテムです。

しかも、常に新しいピンズがリリースされ続けています。

頭の中にある"欲しいピンズリスト"には、常に100個以上リストアップされています。

そのリストに新たなピンズを書込み、それを手に入れていく作業を続けているわけです。

いちご新聞 430号付録 Heatherette×Hello Kitty
Pins_heatherettehello_kittyヘザレットはあの「あゆ」も大好きだという、NYのポップでパンキッシュなブランド。実際にキティとのコラボグッズを製作しています。

このピンズはキティの顔をしたボールポーチの写真をベースにピンズにしています。

写真だとチープな出来になりがちですが、サマになっています。

さすがキャラクターの女王キティ、様々な分野で活躍されております。

このピンズ、揃うのに時間がかかりましたね。いちご新聞自体かなりニッチですから。

それにピンズは1冊に1種なので、大抵の方は1ヶしか持っていないんです。

最初はピンクで2004年の中頃、黒はその一年後。最後の青がつい先日、、、

コンプ難易度はさほど高くないはずですが、それでも3年以上かかりました。

入手した時の喜びは、リストアップ期間の長さに比例するようです。

趣味はその成果もさることながら、経過を楽しむ事に意味があると思います。

そう、ピンコレに大事なのは積み重ね。これは色々な事にも通じますね。

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2007年4月25日 (水)

ピンズとマイペース

ピンズというものは、集めても集めても終わりというものがありません。

特に私の様なマルチジャンルですと、優先順位をつけるのも一苦労です。

振り返ると、今までかなり無理した事も何度かありますね。

しかし、やはり予算というものがあり、全て手に入れるのは不可能。

というか、手に入らないピンズ、そして未知なるピンズの方が多いのが現実。

ただ、縁のあるピンズはいつか必ずどこかで手に入るものだと思っています。

2004 ATHENS OLYMPIC Coca-Cola Parthenon & Bottle puzzle
Pins_2004_athens_olympic_puzzle_frame日本コカ・コーラ社が日本のアテネオリンピック(正確には五輪後)でリリースしたピンズです。ボトルはともかく、パルテノン神殿とはいかにもギリシャらしいですね。ところが、そのクイズがとんでもない結果になってしまいました。顛末はこちら

トレードでも見掛けませんし、オークションの出品も数少なく、たまに出ても高値ばかり。

という訳で、今までこのピンズフレームの現物を見たことがありませんでした。

しかし、海外コレクターと半年越しの交渉で、ついに入手と相成ったわけです。

時間はかかりましたが、今まで様々な人とピンズのやりとりを続けてきた成果でしょう。

他の人は他の人で、独特のやり方があります。楽しみ方も十人十色。

急がず、騒がず、マイペースが一番!、、、と常にありたいものですネ (^^ゞ

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2007年4月24日 (火)

ピンズの必要性

ピンズを社会生活で使用することは、どの位あるのでしょうか?

一般的には、社章だとかファッションなどで着用されていますね。

しかし、ピンズが無いと絶対的に困るという方は聞いたことがありません。
(ピンズのメーカーさんとか、超特殊な事情の方はもちろん除きます)

社章が無くても仕事は出来ますし、ピンズが無くても外を歩けます。

自分に直接関係のないイベントや企業のピンズについては尚更です。

人は(自分は)何故に、そんなピンズに興味を持ち、集めてしまうのでしょうか、、、

JAEGER-LECOULTRE Moon Phase
Pins_jaeger_lecoultre時計の基本的機能は、正しい時刻を表示すること。しかし、世の時計には様々な機能が搭載されています。それら全てが実用的かというと、決してそうではありません。例えば、このピンズ。ジャガー・ルクルトのムーンフェイズ部のみがデザインされています。月の満ち欠けを擬似的に表示する機能です。

機械式時計では普通の機構に比べて複雑なため、高級時計によく使用されます。

しかし、実生活で月の満ち欠けを知る必要がある人がどれだけいるでしょうか?

その機能よりも、それを搭載している時計を持っている事自体に意味があるのです。

それは、生活・人生にとっての「ゆとり・余裕」を持つことにつながります。

いわば「不必要の必要」。時計、ピンズ、そして人生全てに通じる事ですねぇ~。

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2007年4月23日 (月)

ピンズとメリハリ

様々なグッズ・商品で大切なことは、他のものとの差別化です。

特に、ピンズはそれ自体、他との差別化を表現するアイテムでもあります。

しかし、この小さなアイテムでそれを表現するのは大変だなぁ~、と常々感じます。

各デザイナーさんはそれぞれに工夫をされて、ピンズに個性を与えます。

ただ、ジャンル毎にコレクションの全体見ると、不思議な統一感も感じられます。

愛・地球博 ワンダーサーカス 電力館
Pins_2005_aichi_expo_wonder_circus_fukum2005年の愛・地球博で、電気事業連合会の出展パビリオンで配布されたピンズです。台紙の「フク丸エクスプレス」とは館内を巡る乗り物。マスコットキャラクター「フク丸」にちなんでの命名ですね。

電力館のピンズは何種類かあるようですね。私は2つしか持っていませんが。

それぞれ、このフク丸君がデザインされています。

他のバビリオンとは差別化されていますが、電力館のピンズとして統一感があります。

地球博といえば、モリゾー・キッコロをデザインしたピンズが沢山リリースされています。

確かに、モリコロは不動のキャラであり、モリコロピンのコレクションは壮観です。

しかし、それだけではなく、地球博ピンだけで見ても多様性に富んでいます。

セントレア空港のマスコットキャラ「なぞの旅人フー」コラボピンもブレイクしました。

その他、各パビリオン・企業毎に特徴のあるピンズが沢山出て人気を博しました。

ジャンルで見ると、お約束のピンズと特徴のあるピンズが渾然一体となっています。

統一感と差別化、そのコントラストがピンズコレクションにメリハリを生むんですね。

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2007年4月22日 (日)

ピンズのメッセージ

今日は何の日だか皆さんご存知でしょうか。そう、アースデイです。

1970年にアメリカの学生が環境汚染への抗議行動を起こしたのがきっかけです。

近年は日本においても、アースデイのイベントが各地で催されるようになりましたね。

そんなアースデイ関連でもピンズはリリースされています。

The Walt Disney Company Earth Day 2004
Pins_the_walt_disney_company_earth_day_2キャスト向けのピンズですね。ミッキーの顔のシルエットがリサイクルマークを意識したデザインになっていますね。その他にも、水・空・電気など環境関連のデザインが織り込まれています。中央にはディズニーキャラクター、ジミニークリケットが。ジミニーをマスコットキャラクターとした、子供たちへの啓蒙活動も高く評価されています。そして、ここにも"Making a Difference!"の文字が。ピンズにはこんな風に、様々なメッセージが込められたものが多くあります。

ピンズのデザインと、そこに込められたメッセージを読み解く、、、

そうすると、よりコレクションに対する愛着が深まる様な気がしますね。

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2007年4月18日 (水)

ピンズの来歴

今までもご紹介してきましたが、私は「非売品のピンズ」をメインに集めています。

「非売品」といいますと、オークションでは「レア」と同等の修飾語ですね。

しかし、それだけでなく「どこでどうやれば入手可能なのか?」が気になります。

色々な人から情報を聞いたり、自分で調べたりと色々するわけです。

逆に入手後、人に聞き回ったりもします。それが人との繋がりを深める事にもなります。

そうやって、ある意味無駄なウンチクを蓄えたり、次の機会に生かしたりするわけです。

ある意味、リリースの経緯や様々なエピソード等も、コレクションの一部と言えます。

Coca-Cola GROUP-H JAPAN
Pins_fifa_wc_gh_japan_cokeコカ・コーラは五輪・W杯のピンズシーンを長年引っ張ってきた企業でもあります。非売品の配布・抽選ピンから、販売ピンまで多種多様のピンズをリリースしてきました。これは、コカ・コーラが2002 FIFA WORLD CUPで販売したピンズですね。

今回入手したのは日本のピンズですが、もちろん出場32カ国全てあります。

コーラの2002W杯における販売ピンは、250種以上あったと聞きます。
(日本でのオフィシャルピンの数のみ。韓国でも違うピンが販売されていました…)

コーラの販売ピンだけでこの数ですから、考えてみれば途方もない数です。

私はとにかく非売ピン優先だったので、余程気に入らなければ手に入れませんでした。

最近は2002W杯ピンも、めっきり見かけることが少なくなってきましたね。

そんな中、先日オークションで久々に見かけたのがこのピンズ。

出品者によると、「2002年当時羽田のピンズアリーナのイベントで頂きました」との事。

「PINS ARENA」とは2002W杯時、羽田と東京にあったコカ・コーラ直営のピンズ専門店。

販売されてたピンとは知りつつも、その来歴だけで欲しくなって入手してしまいました。

改めて裏を見ると、価格とバーコードのシールの上に別のシールが貼ってあります。

「イベントで配布したので、価格の表示部分にシールを貼ったんだなぁ~」と納得。

こんなちょっとした来歴で少し幸せになれるのは、ピンコレクターならではですね、、、

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2007年4月15日 (日)

ピンズの分かりやすさ

世の中では、様々な目的で日々ピンズがリリースされています。

世間一般的には、ファッションアイテムとしてのピンズが広く知られます。

広告・イベントで利用されるものは、またそれとは別の意味合いがあります。

それでは、宣伝・イベント用とファッション向のピンズの違いは何でしょうか?

それは、ピンズ自体を見たときの「分かりやすさ」だと思います。

Christian Dior Parfums
Pins_parfums_christian_diorクリスチャン・ディオールのピンズです。もちろん、ディオールは数々のアクセサリーを販売しています。その中には、いわゆるファッション用のピンズも含まれます。しかし、このピンズはあくまで香水の宣伝用ピンズ。ブランド名と宣伝対象の製品(Parfums=香水)が、一目で分かるように書かれています。

企業名、製品名、製品の形、キャラクターなど、「分かりやすい」こと、、、

それは多くのピンズに共通しています。時に、長文でピンズの趣旨を説明する場合も。

もちろん販売用のピンズでも、ロゴ中心のデザインのものもあります。

しかし、その場合でもここまでの直接的訴求は極めて少ないと思います。

これがファッション用アクセサリーと、私の集めているピンズとの違いでしょう。

更に、このピンズはデザインも秀逸で、ファッションの重要アイテム鏡がベースです。

香水というアイテムをPRするのに、鏡を組み合わせるあたりは流石だと思います。

また、アクセントのリボン型のパーツは、鏡としっかりとビス留めされていますね。

その素晴らしいデザインによって、販売ピンに劣らぬクオリティとなっています。

華麗かつ存在感のある作りは、さすがはブランドピンといったところでしょうか。

分かりやすく、デザインも素晴らしい。本当に贅沢なアイテムですね!

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2007年4月12日 (木)

オーナーとピンズ

世の中には何かのオーナー限定のピンズ、というものが意外と多くあります。

その分野は時計や車など多岐にわたり、モノのジャンルは問いません。

もちろんピンズに限らず、それらには数多くのノベルティがあります。

しかし、ピンズほど表現力に富み、かつコンパクトなものは少ないですね。

身に着けるも良し、手元で保管して眺めてみるのも良しの万能アイテムです。

特にオーナー向けのピンズは、オーナー心をくすぐる様な作りをしています。

そのモノをめぐるグッズとしてのみならず、良いピンズであるのは必然でしょう。

Harley-Davidson Road house TOKYO 2003 (HARLEY OWNERS GROUP)
Harleydavidson_road_hause_tokyo_2003ハーレーダビッドソンは1903年に設立の二輪車メーカー。マシンの特徴は、大排気量空冷OHV、V型ツインエンジンが奏でる独特のサウンド。走りも「アメリカのフリーウェイの長距離走行」に最適化されているため、他のバイクメーカーとは一線を画したモノ作りですね。その独自性が故に、熱狂的なファンが世界中に存在します。

このピンズは設立100周年記念のイベントで、オーナーズグループ会員に限定配布。

二本のチェーンで繋がったダングルピンで、作りもビシッとしてますね。

ハーレー関連のピンズは、主にアメリカで数多くリリースされています。

しかし、このピンズは本来オーナーでなければ手に入れられないもの。

私はハーレーを持っていませんが、良いピンズで限定となれば食指が動きます。

ピンズを作った方も、ハーレーでなくてピンズファンが持つとは思わなかったでしょうが。

ピンズコレクターは、様々なモノの良いとこ取りしているとも言えます。

それが実際のモノへの興味を高め、いずれはそれを手に入れるかもしれません。

良いモノは良いピンズを生み、良いピンズは人生を豊かにしてくれると思いますね。

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2007年4月 9日 (月)

思いつきとピンズ

東京都知事選挙に行ってきました。投票は終了直前。

今回はちょっと悩みましたが、こんな時間も人生において少しは必要でしょう。

投票を終えたら、もちろん恒例の反省会(何のだ!)。

投票所は普段あまり行かない隣町なので、その付近で夕食をとることに。

あまり馴染みがない街をフラフラ歩くだけでも結構楽しいものです。

駅前のマック&すき屋は当然の如くスルー。それは家の近くにもあります。

どーこにしようかな~と、ふと目に入った「沖縄料理」の文字。

沖縄料理は久しぶりです。実家にいた頃は、近くのおいしい店によく行きましたね。

店に入ると、マスターがいかにも「沖縄の人」らしい顔つき。これは期待出来ます。

島らっきょう、豆腐よう、ポーク卵、麩チャンプルー、、、ゴールデンコースです!

お酒も久々のオリオンビールからシークァーサーサワー、泡盛(古酒)の豪華リレー。

〆にソーキそばも頂き、超満腹。くわっち~さびたん!

奥の客がいきなり三線を弾きながら歌いだしたり、まるで沖縄に行った気分。

そう言う私ですが、実は一度たりとも沖縄に行ったことがありませんが、、、

いつか行きたいなと思いつつ、今日はそんな沖縄関係のピンズをご紹介。

九州沖縄サミット2000 NTT Communications
Kyushuokinawa_summit_2000_ntt_1サミット(主要国首脳会議)のピンズです。サポート企業のNTTコミュニケーションズがリリースしたものですが、こんな政治的イベントでもピンズがあるのですね~。そういえば沖縄関係のピンズというのも、あまり見かけたことありませんね。これは確か2002年のまだW杯ピンズしか興味が無い時に、偶然手に入れたもの。それを今日こんな形でblogにアップするとは、ついさっきまで思っていませんでした。選挙は少し考えましたが、その分今日の沖縄料理とblogは思いつきですからね、、、

まぁ、眠くなってきましたし、今日はここら辺で失礼します、、、良い夢を...zzz

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2007年4月 8日 (日)

ピンズと経済

世の中には、様々な商品をデザインしたピンズが実に沢山存在します。

ファッション関係のみならず、食品・機械やサービス等、全産業を網羅します。

それは、ピンズが広告宣伝と密接な関係があるアイテムだからでしょう。

企業がタダで配る販促ピンズ、というのも決してタダではありません。

その効果から得られる収益を見越した、立派な経済活動の1つなのです。

ROLAND GARROS IBM 1995
Pins_roland_garros_ibm_1995テニス全仏オープンでIBMがリリースしたスポンサーピンです。95年ですから、ノートPCの形にもレトロ感が漂います。IBMというと、コンピューター界の巨人とも言える企業です。私も前の会社では"ThinkPad"シリーズのPCを使用していました。しかし、PC市場ではデルやコンパックという後進の後塵を拝しました。また、収益源であるOSとCPUはそれぞれマイクロソフト、インテルがほぼ独占。

PCの発達はIBMの柱であるメインフレームの収益にまで影響を及ぼしました。

その為、90年代以降は不採算部門の売却等の経営再構築を行いました。

その結果、システムインテグレーター企業として生まれ変わっています。

2004年にはPC事業部門を中国のLenovoに売却しています。正直驚きました。

一般消費者にとってIBMといえば"ThinkPad"のPCというイメージでしょう。

その象徴的商品を切り離すあたり、時代の流れを感じざるを得ません。

また同時に、力を付けて来た中国の企業・経済への脅威も感じます。

中国は2008北京五輪・2010上海万博に向けて、高度経済成長を続けています。

恐らくそれ以降も成長し、全世界に影響力を持つ有数の国になるでしょう

考えてみればピンズがリリースされ、コレクターがいるのは経済が元気な国ばかり。

北京五輪・上海万博というのは、ピンコレクターにとっても大イベント。

この2大イベントのピンと、その後の世界経済。どちらからも目が離せませんね。

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2007年4月 6日 (金)

脇役のピンズ

世の中には何種類位のピンズがあるのだろう? とふと思う時があります。

もちろん、考えてみても正確な答えが出てくるはずがありません。

ごく小さなジャンルでみると、種類を把握できる分野も少数ありますが、、、

ピンズはリリース側から見ても、手軽に製作できるアイテム。

デザインの対象も主役級のものから、普段は脇役に回っているものまで様々です。

故にそれら多種多様のピンズが、「ピン文化」を形成しているのです。

Ford zubehör(accessories)
Pins_ford_car_accessoriesフォード・モーターがドイツでリリースした、カーアクセサリーPR用のピンズです。自動車用タイヤホイールをデザインしていますね。小粒ですがしっかりした作り、色合いもとっても渋い逸ピンです。

カーメーカーにとって、主役はもちろん自動車。これは間違いありません。

カーアクセサリーは、その自動車を彩る脇役と言っていいでしょう。

しかし、ユーザーが快適かつ差別化を図る為には、カーアクセの存在は重要です。

それを理解し、脇役のアイテムにまでスポットライトを当てるとは粋ですね。

ピンズになれば、主役・脇役も関係なく楽しめるということですね。

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2007年4月 4日 (水)

ピンズの役目

ピンズというものの多くは、とても儚い存在であります。

商品PR用のピンズは配布時期・場所・数量が限定されます。

配られてもほとんどがしまい込まれ、下手するとすぐに捨てられてしまいます。

特にイベント用のピンズは、その開催時期前後の短い命です。

一部の例外を除いては、あっという間に見向きをされなくなります。

私の様なピンコレクターの手に渡るピンズというのは、少数なんだと思います。

キャラクターやHRCの様なピンズは、そのファンに支えられている分まだ幸せです。

それらも一般には知られること無く、その世界の中だけの共通語に留まっています。

しかし、ピンズには確かにそれぞれ意味があり、普遍的な役目があります。

2010 FIFA WORLD CUP Morocco Candidate Country hot-air balloon
Pins_morocco_20002010年のFIFAワールドカップの開催地は南アフリカ。初のアフリカ大陸での開催です。他にモロッコ、エジプト、リビア、チュニジア、ナイジェリアの各国も招致活動をしていました。このピンズはモロッコが招致PRのために製作したピンズです。しかし、モロッコは健闘むなしくFIFA理事会での投票で次点。開催を逃しました。このピンズはW杯開催という目的を達成出来ず、役目を終えたのです。

オリンピックでは、2008年の招致レースにおいて大阪は北京に敗れました。

2016年の招致レースは始まったばかりですが、国内選考で福岡が敗れました。

大阪・福岡にもそれぞれ招致ピンがあり、ヤフオクあたりでたまに見かけます。

一般的には、夢半ばで役目を終えたピンズは、あっという間に人々に忘れ去られます。

しかし、そのピンズには様々な人の夢が確かに込められています。

そしてその夢は、ピンズが役目を終えた後も決して消えることがありません。

ピンズは無形の夢を目に見える形で具現化し、未来にその夢をつないでくれます。

そう、いつか夢がかなうその日まで、、、

*2016年東京オリンピックの招致ピンは一体どうなっているのでしょうか???

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2007年4月 2日 (月)

新社会人とピンズ

今日は外を歩いていると、明らかに新社会人と分かる方々が多かったですね。

そう、今日は多くの会社で入社式が行われていました。

見るからに"フレッシュ"なその姿を見て、非常に懐かしく感じました。

思えば、人生にとって社会人の一員になるということは、大きな転機です。

御気楽な学生時代に別れを告げ、本格的な縦社会への仲間入りです。

それを象徴するのが"お酒"だった様な気がします。

職場によって違いますが、社会人ともなれば多少の"付き合い"はつきもの。

特に私が最初に勤めた会社では、終業が遅かろうと必ず"飲み"が義務の様な毎日。

学生時代とは飲むお酒も、飲み方も、何よりその雰囲気が違います。

大抵はグチと説教のオンパレード。何が面白くて、と思ったものです。

人間関係を円滑にするのに、お酒は有効な手段だとは思いますが、、、

JACK DANIEL'S Label
Pins_jack_daniels_labelそんな事を考えていたら、このピンズの事を思い出し久しぶりに引っ張り出しました。私の直属の上司が好きだったのがジャックダニエル。2軒目に必ずと言っていいほど行く、カラオケスナックにボトルをキープしていました。その店を出る頃には大体終電、、、上司の話が長引き帰れないことも度々、、、しかし、今思えばだからと言って、嫌な思い出という訳でもありません。

特に何を学んだと一言では表現出来ませんが、それもまた勉強だったのでしょう。

今日はそんな新社会人達に「大志を抱け」とエールを送りたいです。

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2007年4月 1日 (日)

ピンズへの興味

ピンズというものは、とっても不思議なアイテムだと常々思います。

ほとんど誰もが知っているが、コレクションとしての知名度は極めて低い。

思えば、ピンズコレクターなる人も、ピントレ会で初めて目にしました。
(私自身、それまで自分がピンコレクターだと認識してませんでした。)

しかし、ヤフオクなどではかなりの方がピンズに興味を持っていると感じます。

ネットの普及は、確実にピンズに対する興味・認識を広げています。

また、「当ブログでピンズに興味を持った」と嬉しいメールも頂きます。

第一歩はピンズに興味を持っていただく、これをモットーにしていますから、、、

IAAF World Cross Country Championships FUKUOKA 2006
Pins_iaaf_world_cross_country_championsh去年の4月に福岡で開催された、国際陸上競技連盟(IAAF)主催の世界クロスカントリー選手権のピンズです。クロスカントリーとは野山を舞台にした長距離走のことです。

正直、私には馴染みがなかったスポーツというのが正直な感想ですね。

私の周囲でクロスカントリーをやっている人、というのも聞いた事がありません。

ただ、世界選手権が開かれる位なので、それなりの競技人口なのでしょう。

しかししかし、そのクロカンの世界選手権でも、しっかりとピンズが出ています。

日本の花であり、この季節にピッタリの桜がデザインされていますね。

考えてみれば、野山走り回るクロカンって、陸上の理想形なのかもしれません。

ピンズというものを通じて、逆に色々なものに対する興味も深めたいですね。

話はコロッと変わりますが、今夜の嵐で家の前のソメイヨシノも散りそうです、、、

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