ピンズと強調
ピンズで何を言いたいか、特に広告用のピンズではそれが重要になってきます。
特に個々の製品をPRする場合、商品イメージを上手く強調するのは難しいものです。
色々な例がありますが、まずピンズの作りが悪いとそれだけでチープに見えます。
また、デザインが素晴らしくないと、ピンズの中に個性が埋没してしまいます。
PACO RABANNE CALANDREパコ・ラバンヌはスペイン生まれのデザイナー。1966年に超前衛派としてパリにメゾンを構えます。このカランドル(現在は廃盤)は、香水瓶に初めて金属とプラスチックを組み合わせたことで有名です。そんな記念碑的な香水をモチーフにしているピンズです(左側)。中央の金色部分で、プラスチックに透けた香水を表現。そして、右にはシルバーで従来の瓶を並べてみています。
そうすることにより、カランドルの先進性がより際立つわけです。
右のシルバーの瓶では、メーカーロゴを大きく強調している事も見逃せません。
素晴らしい作りと相まって、デザイン的に非常に魅力的なピンズになっています。
このレベルのピンズが、おまけ程度で出回るのですから、、、
フレンチピン、香水ピンの底力を見たような気がします。
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