ピンズの造形
丸もあれば四角もあり、ピンズの形というものは様々ですね。
特に、ピンズの存在がメジャーなジャンルでは複雑なものも多くあります。
ROLAND GARROS 1998 PHILIPSフィリップスのテニス全仏オープンのピンズは以前に紹介しましたね。これはその翌年のピンズです。前年のピンズは、パーツを重ねる事により重厚感を出しています。しかし、これはプレーヤーの繊細な表現に重点を置いています。そして、何より裏に注目です。細い部分にリブ(でっぱり)が付いています。これは、曲げ・折れへの対策です。表から見ただけでは分かりませんが、このリブが大きな役目を果たしています。このリブが無ければ、細い部分は簡単に曲がり、そして折れてしまうでしょう。
多くは、そんなリブが無くても済む様に、極端に細い部分を作りません。
しかし、それではこんな繊細な表現を出来ない場合があります。
たまに線の細いピンズを見つけても、裏リブはほとんどありません。
以前、プーマのすごく小さいピン(豹の形)を手に入れたことがあります。
ピンバッグに入れて持ち歩いていただけで、しっぽの部分がポキッと、、、
素敵なピンズでしたが、裏リブなど無く、強度的に非常に脆かったのです。
確かに、リブ部分が無ければそれだけコストが安くなります。
しかし、ピンズはその機能上、脱着を頻繁に行うのを前提に作って欲しいですよね。
それに裏地の処理も、梨地で非常に美しいですね。さすがArthus-Bertrand製です。
こんな隠れた造形を発見するのも、ピンズコレクションの楽しみです。
しかし、実際にピンズの裏まで見れる機会は中々ありませんよね。
今までのコレクターHPや展示会でも、こういう切口では紹介していませんしね。
私もピントレでホルダーの方に見せて頂いて、フレンチピンの良さを知りました。
今日のピントレでは、どんなピンズに巡りあえるかな、、、
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