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2006年7月19日 (水)

ピンズと販促

公営ギャンブルというと、何を思い浮かべるでしょうか?

普通は宝くじ、競馬、競艇、競輪、オートレースといったところでしょう。

でも皆さん覚えていますよね?スポーツ振興くじ(toto)の存在を。

totoは、2001年のJリーグ開幕と同時に全国発売されました。

Jリーグの試合結果・ゴール数を予想して投票する、公営ギャンブルです。

しかし、運営にはJリーグは関わっていません。

そして、くじの収益からの助成金は、全てのスポーツが対象です。

つまり、サッカー(Jリーグ含)に対する優遇制度も一切ありません。

ちなみに、Jリーグに対するH16年度の助成金は「0円」。

全てのスポーツが対象と言っても、投票の多くはサッカーファンでしょう。

何か盛り上がりに欠けるというか、さすが文部科学省の発想という感じです。

当初の予想市場規模は1500億円以上。採算ラインは421億円といいます。

しかし、2001年の643億円をピークに年々低下。2005年は149億円でした。

りそな銀行への業務委託をやめ、採算ラインを250億円に下げたとの事ですが、、、

折角のtotoですが、このままでは存続が厳しいと思います。

JOMOオリジナル toto
Pins_totoガススタンドを展開する、JOMOことジャパンエナジーの、toto販売PRピンズです。しかし、JOMOは2005年12月の販売をもって、toto販売事業から撤退。確かに、収益が右肩下がりでは切り捨てざるを得ない状況だとは思います。このピンズは早くも、懐かしのピンズになってしまったわけです。公営ギャンブルの特性上、1つのスポーツだけに偏った助成は難しいとは思います。しかし、日本におけるサッカーの重要性は、Jリーグ以降高まっています。

2006W杯の結果からも、J強化が日本サッカーにとっての命題となっています。

また、金銭面では、多くのクラブが四苦八苦している現状を聞きます。

Jリーグ対象のくじであれば、Jリーグへの助成をメインにすべきです。

そうでなければ、どんなコマーシャルもピンズ等の販促もムダとなるでしょう。

しっかりとした販促戦略・商品自体の魅力が不可欠なんですね。

多くの赤字を残して廃止、、、なんてことにならないように願っています。

(今日、たまさかこんなニュースが。でもそれで上手くいくとは思えませんが、、、)

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