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2006年7月26日 (水)

ピンズのセンス

ピンズの製作というのは、実に多くの要素で成り立っています。

材質、厚み、製法、モチーフ、配色、大きさ、、、

細かく言うと、裏地の表面処理、刻印、留金具、等まで及びます。

抜き、重ね、可動といった、よりオプショナルな選択もあります。

簡単に言うと、より良いデザインで、全てにおいて、最高の仕上げがベスト。

しかし、ノベルティ、特に一般に広く配布するものではそうもいきません。

もちろん、販売ピンズでも際限なくという訳にはいきません。

たまに「純金製ピンズ」なんかが、数万で売られているのを見ますが、それは例外。

別に高いからといって、センスが良ピンズ、という訳ではありません。

普通、決まった予算というものがあり、大概、どこかで妥協をしています。

その中で、良いピンズを製作するのかは、センスが必要です。

CITROEN DES VOITURES STARS
Pins_citoroenシトロエンは、フランスの自動車メーカー。1919年に、自動車の大衆化を目指して設立。技術的にも、新技術を積極的に採用する事でも知られています。その独創的な発想は、広告においても発揮され、エッフェル塔に「通天閣の日立」の如く電飾されていた時期もあります。(リンドバーグの「翼よ、あれがパリの灯だ」という名言の元)

また、ニューモデル発表と同時に、精巧なミニチュアの販売もしています。

つまり、それを買う子供達が将来の顧客になることを見込んでいるのです。

このピンズにも、シトロエンの広告に対する姿勢が見えます。

遠近法を使って、広告対象の車をむしろ、小さく見せているのは粋です。

マダムの、スリットの入ったロングドレスが印象的です。

大人の雰囲気を出し、それでいて下品にならないところも流石です。

そして、ピンズのメーカーはArthus-Bertrand

自分が将来ピンズを作る際、大いに参考になりそうです。

いつか、そんな日を楽しみにさせてくれるピンズのお話でした。

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