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2006年5月25日 (木)

ピンズの工夫

ピンズで何を伝えたいか、また、どの様に伝えるか?

それはピンズというアイテムにおいて、最も重要な事だと思います。

しかし、製法・出来、デザインにより、その度合いはかなり違ってきます。

もちろん予算もあるでしょう。制作担当の取り組み度もあるでしょう。

全てのピンズに同じ基準を求めるのは、酷だとは思います。

しかし、良いピンズは、見たいし、手に入れたいと思うものです。

そういう意味で、私が素晴らしいと思うピンズがコレです。

ROLAND GARROS 1994 Coca-Cola
Pinscokerg_11994年のテニス全仏オープンでの、コカ・コーラのスポンサーピンズです。ピンズ上部のSERVIR GLACÉとは、「ヒヤッとしたサービス」という意味。また、ピンズ上のSERVICE GAGNANTとは「勝利のサービス」という意味です。そして、そのデザインが素晴らしい。コート内でバウンドしているのは球でなくコーク缶。

まさに炭酸が弾ける様で、製品の特徴を上手く表現しています。

缶がまるで、ピンズから飛び出す様な印象を受けますね。

それは、缶の部分をダブルピン(釘留)にしているからです。

つまり、2つのパーツを作って、それを重ねているのです。

安易に作るのであれば、初めからこの形で抜いているでしょう。

さすがピンズの本場フランスだけあって、目の肥えた人を意識していますね。

ましてや、スポンサー各社がピンでも、しのぎを削るローランギャロス。

デザイン・製法共に素晴らしい工夫が施されているのは、当然の如くです。

こんな競争なら、いくらでもやって頂きたいと思いました。

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